PLEOCENE

絵と音楽とユーモアと

お散歩日和

お散歩日和の水彩画

2013年 透明水彩 (C)Ray2013

 

今日も見に来てくれて どうもありがとうございます。
ダンケ シェーン。

 

毎回、その時期にあわせて絵を選んでいます。
今回はチョイスに苦労しました。
まるでミニ台風のような低気圧が日本列島を横断していて、お天気は荒れ模様。
投稿の準備をしていた雨をテーマにしたイラストはやめました。
晴れた日、お散歩日和の水彩画です。

 

 

もろびとこぞりて タピオカ・ジュース
犬も歩けば タピオカ・ジュース
猫も杓子も タピオカ・ジュース
ハリソン・フォードインディアナ・ジョーンズ
囲碁をタピオカと見間違えたりする人続出
今、日本中はタピオカジューズブームです。
この飲み物をめぐって こんな出来事があったそうです。

 

コップの中身は

T西新聞社文化部にて

 

今にも泣き出しそうな雲が空一面を覆うある日。
首元を緩めた黒いネクタイと白いシャツ姿の若い男性が外出先から戻って来ると、
片手に何か入った透明のコップを持って自分の席についた。彼の名は「タピ岡知ろう」。
そこへ、若く元気なOL「栗田ゆう子」が駆け寄ってきた。
「タピ岡さん! 今度の究極のメニューのテーマは決まったんですか? 大原社主が探していましたよ」
「あぁ、栗田くん。今度のテーマはタピオカだ! さっきあるものを見て思いついたんだ。」
そこへ、甲高い声の富井副部長が近寄ってきた。
「タピ岡~ そのコップに入っているのはタピオカの新メニューかい?」
「あっ!富井副部長! ダメですよ。 あ~ぁ、飲んじゃった。 俺、知~らない」
「ん? これ変な食感と味がするぞ。タピ岡!何だいこれは?」
「知らないほうがいいですよ」
「いいから言ってみろ」
「嫌ですよ。副部長のためですから。大丈夫、死にはしませんから」
「いいから、コップの中身を教えろ~!」
詰め寄る富井副部長。その勢いに押されてタピ岡は椅子から転げ落ちながら逃げた。
「待て~タピ岡~」
追いかける富井副部長。
「それは、ヒトシ君のために池から採ってきた物なんですよ。見たことないって言うから」
逃げながら答えるタピ岡。
「なに、そうだったのか。うちのヒトシのために……。それでコップの中身は何なんだ?」
「それは、教えられませんよ」
二人は追いかけっこをしながら、廊下へ出ていった。
「やれやれ」
一部始終様子を見ていた谷村部長はため息をついた。

 

取り残された栗田は透明のコップを見ながら
「いったい富井副部長は何を飲んだのかしら? あらっ? こ、これは…… まさか!!!」

驚きと共に、これはとてもじゃないけれど副部長には教えられないと納得する栗田ゆう子であった。


終わり

 

それでは股!