PLEOCENE

絵と音楽とユーモアと

絵画的な表現が印象的!~アニメ「風人物語」

風人物語

 

みなさん こんばんは
今日も見に来ていただいて ありがとうございます。
メルスィーボクー

今回はアニメ「風人物語」を紹介します。

 


貼り絵のような雲、大正ロマンを彷彿とさせるシンプルな背景。
そして、風や光、雨などの自然現象を絵画的に表現したアニメーション。
写実的に背景画を表現していないからこそ出来るダイナミックなレイアウト。
シンプルなキャラクターとマッチングした背景。

 

この作品を観て一瞬で心を掴まされました。一目惚れです。
毎回、正座をする気分で観ていました。
2000年以降のアニメーション作品で、私の好きなベスト3に入る作品です。
残りの2つは「十二国記」と後なんだろう~。「アルスラーン戦記」「グイン・サーガ」「精霊の守り人」「響け!ユーフォニアム」……選べない。

 

 


オープニング  YuU :風の詩~Windy Tales

 

 

風を使える事以外は、平凡な中学2年生のナオとミキ。そして涼子と潤。
そんな彼、彼女たちの日常生活を
自然描写の力強さを基盤に、優しく丁寧に描いたストーリー。

 

当初、風使いが悪人と戦うという話が、押井守氏の提案により中学生日記にファンタジーをプラスした内容に変更されました。

西村純二さん、荒川眞嗣さん、小林七郎さんはDVDの特典の対談の中で、
「影は必要でなければ光源を意識しない」
「室内の小物で欲しい物以外には色を付けない」
「カットのつながりを意識しない」
「アニメーションは抽象的な表現である」
「アニメーションの初心に帰るとともに、これからの映像表現の可能性を示す事ができた。
とても楽しかった」
と語っていました。

「風のような音楽」という西村監督のリクエストのもと
川井憲次さんがサウンドトラックを担当。

下記リンクの作品紹介・風人物語のページの「特集・名場面特集」から各話の印象的なカットが見られます。

 

風人物語

監督:西村純二
監修:押井守
脚本:じんのひろあき
美術:小林プロダクション
美術監督小林七郎
キャラクターデザイン:荒川眞嗣
原案:大鳥南(第1回アニメ企画大賞・大賞受賞作品)
音楽:川井憲次
制作:Production I.G 2004年

作品紹介・風人物語

www.production-ig.co.jp