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私は最初ラー・バンドと聞いて、古代エジプト文明の太陽神ラーから名付けたのかな?と思いましたが、この音楽プロジェクトを始めたRichard Anthony Hewson(リチャード・アンソニー・ヒューソン)の頭文字から名付けられていました。
バンドと言ってもメンバーは彼一人、後に奥さんのエリザベスがボーカルで参加。
「劇団ひとり」だけどメンバーは川島省吾の一人だけと同じようなところでしょうか。
リチャード・アンソニー・ヒューソンは、1960年代からオーケストラのアレンジャーとしてThe Beatlesの「The Long and Winding Road」をはじめダイアナ・ロス、アート・ガーファンクルほか、数多くの曲を手がけ一流のストリングスアレンジャーとして大活躍。
しかし他人の曲をアレンジすることに嫌気がさし、1975年に今で言う宅録で自身の曲の制作を開始。
こうしてラー・バンドはスタートしました。
1977年の1stシングル「The Crunch」はイギリスNMEチャートで最高6位、
1985年に発売の「Clouds Across The Moon」は同チャートで最高6位を記録。
80年代エレクトロ・ポップス・ミュージック・ラー・バンドといえばこの曲。定番中の定番曲です。
ベースラインがソウルフルでカッコいい。
美しいストリングス・アレンジにも注目して聞いてみてください。
Clouds Across The Moon - Rah Band
参考:The RAH Band Perfumed Garden / Mystery ライナーノーツ