PLEOCENE

絵と音楽とユーモアと

レトロフューチャー感が心地いい The RAH Band:Clouds Across The Moon

夜空と月

Photo by Nick Owuor (astro.nic.visuals) on Unsplash

 

私は最初ラー・バンドと聞いて、古代エジプト文明の太陽神ラーから名付けたのかな?と思いましたが、この音楽プロジェクトを始めたRichard Anthony Hewson(リチャード・アンソニー・ヒューソン)の頭文字から名付けられていました。
バンドと言ってもメンバーは彼一人、後に奥さんのエリザベスがボーカルで参加。
劇団ひとり」だけどメンバーは川島省吾の一人だけと同じようなところでしょうか。

 

リチャード・アンソニー・ヒューソンは、1960年代からオーケストラのアレンジャーとしてThe Beatlesの「The Long and Winding Road」をはじめダイアナ・ロスアート・ガーファンクルほか、数多くの曲を手がけ一流のストリングスアレンジャーとして大活躍。
しかし他人の曲をアレンジすることに嫌気がさし、1975年に今で言う宅録で自身の曲の制作を開始。
こうしてラー・バンドはスタートしました。
1977年の1stシングル「The Crunch」はイギリスNMEチャートで最高6位、
1985年に発売の「Clouds Across The Moon」は同チャートで最高6位を記録。

80年代エレクトロ・ポップス・ミュージック・ラー・バンドといえばこの曲。定番中の定番曲です。
ベースラインがソウルフルでカッコいい。
美しいストリングス・アレンジにも注目して聞いてみてください。

 


Clouds Across The Moon - Rah Band

 

 

参考:The RAH Band Perfumed Garden / Mystery ライナーノーツ