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魅惑のインドネシアへtake off! David Sylvian & Ryuichi Sakamoto(坂本龍一):BAMBOO MUSIC

David Sylvian & Ryuichi Sakamoto(坂本龍一):BAMBOO MUSIC

 

秋になるとこの曲「バンブーミュージック」を思い出します。
ガムランを取り入れた東南アジアを連想するサウンド
今聴いても新鮮です。
タイトルにもなっているバンブーミュージック(竹の音楽)はインドネシア・バリ島やベトナムの竹製の民族楽器のことです。

 

 

坂本龍一氏とデビット・シルビアン氏(David Sylvian)共作の
両A面シングル「Bamboo Music」/「Bamboo Houses」(バンブーミュージック/バンブーハウス)は、1982年にヴァージン・レコードから発売されイギリスチャートで30位にランクイン。
「Bamboo Houses」はスティーヴ・ジャンセン氏(Steve Jansen)のパーカッションをフィーチャーしています。

 


DAVID SYLVIAN & RYUICHI SAKAMOTO 【BAMBOO MUSIC】

 

PVでタイプライターを叩いているのがスティーヴ・ジャンセン氏。

 

1982年12月にデビット・シルビアン氏と彼の弟であるスティーヴ・ジャンセン氏が所属していたバンド「JAPAN」が解散。
「JAPAN」時代、坂本龍一氏との共作は「Taking Islands in Africa」(アルバム Gentlemen Take Polaroids に収録)以来、今作で2作目となります。

 

音楽的にはアジアンテイストな曲を作り続けていた坂本龍一氏。
例えば1stアルバム「千のナイフ」や「左うでの夢」、YMOの「テクノデリック」でのインドネシアガムランやケチャを取り入れた「NEUE TANZ」「SEOUL MUSIC」。
そして、JAPANが1981年に発表したアルバム「Tin Drum(錻力の太鼓)」 の中国風なサウンドの延長上にあると言えます。

 

1983年には共作3枚目となる、映画「メリークリスマス・ミスターローレンス」のエンディングテーマ「Forbidden Colors」を発売、イギリスチャートで16位。

 

その後も坂本龍一氏とデビット・シルビアン氏の共作は続き、
1992年には「Heartbeat(Tainai Kaiki II)」、2003年には「World Citizen
また2001年には、TBSのTV番組「筑紫哲也NEWS23」のプロジェクト
「地雷ゼロキャンペーンソング」で坂本龍一氏プロデュースのNo More Landmine「ゼロ・マイン」に参加しています。